非常に重要な警報とは! 続・フランスの曲がり角から 第22話

2024/03/23 10:45:59
タイプ
小畑リアンヌの本です。
電話番号
obatarianne@free.fr
メールアドレス

昨日午後2時に突然、パリ県庁の警察から「警報」が入って来た。こんな事は初めてで飛び上がってしまった。パリ在住の友人にも入っているかと直ぐに電話をしたが来ていない。地方在住の電話番号を知る術もないだろうから迷惑電話だと納得してしまった。夕方娘のところに来て「テスト警報」が今後のテロや災害の対策に使われる本物だとわかる。ややこしい。今回パリ市がある地域にだけ行ったテストだったらしい。中学生の孫も学校で受けていたらしく、その時間に教室の殆どの生徒の携帯がなり出したと言う。しかし授業中に携帯の付けぱなしを許しているのも解せない。学校だから慌てることもなく先生から説明があったらしいが、私みたいな携帯に不慣れな人間には、直ぐに消えてしまうフランス語を読むだけでも、戸惑い、一層驚きが倍増した。ともかくテストの文字自体が小さすぎて読みとれなかった。内容が「非常に重要な警報」と濃い字であり、雷雨が発生した場合、次のメッセージが表示される可能性があります。1、移動に気をつけろ 2、木から離れろ 3、丘に登るな 4、ドアや窓を閉めろ、なんじゃこれは。そして下記に意見などが欲しいと続く。
丁度天気予報で明日から10度も下がるとあったので、いま酷い雷が予想以上に近づいているのだと勝手に思い込み、気の小さな者は雲一つない晴天なのにもかかわらず窓を閉め切ったのだった。警報は必要だが、パリ住人には前もって知らせがあったらしい。旅行者にもテストである事をまず知らせるべきだろう。しかしこの世の中余りにもオオカミ少年のようなフェークニュースや迷惑メールに踊らされることに慣れ、本物の意味に気づかなくなっているのかも知れない。 2024年3月23日 続・フランスの曲がり角から 第22話
______________________
『なにやってんだろう私』『Qu’est-ce que je fais là ?』(16 euros)がお問い合わせにお答えして「特別に」印刷本として、『パリジュンク堂』のみで販売される事になりました。

『女のブリコラージュはつらいよ』フランスで孤独を癒す日曜大工物語がパリジュンク堂、アマゾンで発売中!(本には掲載していないのですが、ピアノを改装しました。どんな家具が出来たのかと言う読者のために写真を載せました)

本文より、
今は「ひとり暮らし」の家なのだから、好き勝手にやって、完成しなくても自分が困るだけで誰にも迷惑は掛からない。何度も言うかもしれないがフランスでは電話一本で業者が来てくれて、片付くなんて夢の夢。人生は闘いである。だから54歳からの14年間は全く一人で色々なことをやってきた。特に没頭したのが壊れたものから、なんでも修理。そのついでにと言っては語弊があるかもしれないが、家自体を自分にとって心地良い住処に、できる限り変えることに集中した。
私は今68歳、体力に衰えが見え始めた。何歳までブリコラージュが続けられるかわからないので、自己満足にすぎないがこれまでの分を一覧にすることに決めた。やっている間は私のような単細胞はそれだけで頭がいっぱいになる、辛いことも忘れる。自分が住むのに心地よさを求めてどこが悪い。完璧でなくとも、「和風総本家」のように、、、
___________________________

フランス語の本を読み終えました。感動しました。ときどき目頭が熱くなるぐらい感動しました。ーフランス女性(日本に4年滞在経験あり)2021年11月

「なにやってんだろう私」読ませていただきました。前途多難な人生を自ら選び、数々の体験を塗りつぶした日々、素晴らしい刺激をいただきました。ーパリ在住 2020年10月6日

「パリ 硝子の街」「時計の森」、昔のパリの日本人社会の様子がオーバーラップして、とても面白かったです。ーフランス在住

「なにやってんだろう私」は日本で生活する私も「ウィ!」と叫びたくなりました。目次もすてきです。「旦那とはウィで始まり、ノンで終わる」「悔い残す人の道なら春を待て」タイトルも内容も心に響きました。全部に心のスッスッと入ってくる文章で素晴らしいですね。ー日本在住シナリオライター

紹介してくださった小畑リアンヌさんの本を読みました。
私も、自身何やってるんだろう?と思い、できることから始めることにしました。生活に余裕もない中でも何かできるはず!ここまで厳しいフランスなのかと驚きですが、どんなに奮闘して挑戦してこられたか…現在があるのだと。恐れ入ります。これからも頑張ってください。 ー日本在住主婦

フランスへ滞在を考えていたものですが、改めて外国で住むというのは大変だと実感しました。ですが何故か勇気を頂いたようにも思えます。ハード表紙に版画も印刷されていて素敵な本ですね。ー日本在住

________________

***フランスにお住いの読者のイチオシとともに「なにやってんだろう私ーこのままフランスで死にたくない」の本が6月18日、 上野千鶴子さんのウィメンズアクションネットワーク Women's Action Networkに紹介されました。(WAN)は女性をつなぐ総合情報サイトです。フランス在住の女性も頑張りましょう。https://wan.or.jp/article/show/8419
________________

***YOUTUBEに、「小畑リアンヌのIZAKAYA」、「蛇口の交換」。またパリの風景と硝子の街の音楽をmixした動画が掲載されています。[硝子の街 GARASU NO MACHI]で検索することもできます。送って頂いた1979年の古いカセットテープとダビングですので、音は今ひとつですが、フランスに住む方にとっては興味のあるものになっています。ご覧ください。
また、『硝子の街』に追記文(日仏語にて)を挿入しています。

***フランス語で翻訳されている文を読んだフランス人からノスタルジーを感じる素晴らしい作品だと評されています。

***「仏相な世の中、日本の中」を読んで下さり感想などを今も頂いたりします。本当にありがとうございます。ですが、旧システムのためHP上に掲載した文章の訂正が出来ず、削除も出来ません。そのままになっていますことをお許しください。
________________

*** 本はアマゾンなどのネット販売、日本の書店、パリジュンク堂で購入可能です。

5088601c 5189 4c07 9496 f259bfaf0fb9
%e5%a5%b3%e3%81%ae%e3%83%96%e3%83%aa%e3%83%bc%e8%a1%a8%e7%b4%99kindle
Hyoshi
記事No. 40

パスワードを入力してください