イエール国際モードフェスティバルは築ヴィラノアイユで10月14日から17日まで開催
2021イエール国際モードフェスティバルは築ヴィラノアイユで10月14日から17日まで
会場ヴィラノアイユは1920年代にイエールの旧市街を見下ろす高台に建てられたモダニズム建築のさきがけです。
外観は船のような形をしています。ゲヴレキアン氏が手がけたキュビズムの庭も大変興味深いです。この高台に位置する海が見える景色の素晴らしい邸宅では、コクトー、ジャコッメッティ、ダリ、マンレイ、ブニュエルなど多くの芸術家たちがバカンス過ごしました。
ヴィラの所有者だったノアイユ夫妻は、芸術家たちを支援するのをライフワークとしており、20世紀を代表する芸術家たち、ダリ、ジャコメッティ、マンレイ、ジャン コクトー、ルイス ブニュエルなどが、このヴィラでバカンスを過ごし芸術作品の創作、制作活動をしました。彼たちの作品や写真が現在も残っており、無料展示されています。
イエールの旧市街や海、イエールの島々を見渡せるこのヴィラノアイユは現在文化の発信地として、若い才能や芸術家たちの活躍の場、学習の場として知られています。
毎年4月末には若手デザイナーやクリエイター、写真家の登竜門と名高いイエール国際モードと写真のフェスティバルが開催され毎年名誉招待として有名なデザイナーが審査委員長として就任し、新しい才能の発掘したり、チャンスの場として華やかな雰囲気のフェスティバルとして人気です。そのほかにも、デザインや建築などのイベントが年間を通じ開催されています。
《コクトーとイエール》
どの時代にも芸術家が 南フランスを好み芸術活動をしていましたが、20世紀にはジャン・コクトーもその1人として、南仏の陽光とカラフルな建物や自然の色に魅了されました。ジャン・コクトーとはどんな芸術家だったのでしょう。20世紀を代表する芸術家の1人でとして知られ、マントンの街にコクトー美術館もあります。1889年にパリ郊外で生まれ、詩人であり、小説家、評論家でもあり、劇作家、映画監督、脚本家、そして画家としても才能を発揮し活躍しました。
ジャン・コクトーの才能に魅了されたノアイユ公爵夫妻は、コクトーを支援し応援しました。彼を邸宅に招き他の芸術家たちとの交流の場を設け、音楽コンサートなど開いたり映画撮影をしたりしました。現在もヴィラノアイユにはコクトーが書いた音楽コンサートのプログラムや、彼の小説(山師トマ・1923年)が書かれた11冊もの草稿ノートがあり、その当時コクトーに対する経済支援ということで、ノアイユ夫妻が買い取り2017年に一般公開されました。
また1930年に彼が初めて監督した映画(詩人の血)への資金も提供。このような事から長い間交流が続き、50年にも及び書簡、手紙やイラストがコクトーとノアイユ子爵夫妻の間で交わされました。
観光局のサイトに記事がございます。:https://www.hyeres-tourisme.com/cocteau-les-noailles/
コクトーが書いた大きな絵、写真の数々がここコクトーゆかりのヴィラノアイユで常設展として展示され、彼たちの生きた時代や背景、雰囲気などが垣間見る事ができ大変興味深いです。芸術家コクトーゆかりのヴィラノアイユはあまり日本では知られていませんが、必見のオススメスポットです。入場無料
☆ヴィラノアイユの年間イベント☆
1年を通して下記のイベント以外常時、ノアイユ子爵の歴史常設展開催中。
6月・7月 デザインパレード
10月 イエール国際モードフェスティバル
詳細 WEBサイト http://www.villanoailles-hyeres.com/welcome/
夏(7月から9月)
火曜日と祝日を除く毎日14h à 19h.
金曜日のみ 16h à 22h
冬(10月から6月)
月、火曜日都祝日を除く 13h à 18h.
金曜日のみ 15h à 20h.
連絡先
Téléphone : +33 (0)4 98 08 01 98
email : contact@villanoailles-hyeres.com
住所 villa Noailles Montée Noailles Hyères 83400
南フランス・ジャンコクトーを訪ねてモダニズム建築ヴィラノアイユ Villa Noailles à Hyères
旅のサイト”Fish&Tips"に南仏イエール記事が掲載されました。https://fishand.tips/kaigai/70824/
https://www.villanoailles-hyeres.com
お泊りに便利なイエール駅前ホテルIBIS STYLES HYERES GAREには日本人スタッフが勤務中。https://www.accorhotels.com/fr/hotel-A0A9-ibis-styles-hyeres-centre-gare/index.shtml
南仏イエール観光局公式サイト https://www.bonjourhyeres.com
公式ツイッター https://twitter.com/hyeres83400